在庫数:21-100
小型貫通キット 内径125ミリ・外径175ミリ用 鋼板製めがね板 SUS304製
こちらの商品は二重煙突が壁や床等を貫通する際に使用します。
以下2種類用意しておりますのでお好みに応じて注文をお願いいたします。
換気口なし:換気口が外部面にありますと雨水や虫等の侵入のおそれがあるので外部面には換気口なしの使用がお勧めです。また一階の天井と二階の床面を貫通する場合に完全に密閉する時に使用します。
片面換気口あり:壁貫通の際に屋内側の壁面に換気口あり、外壁面に換気口なしで利用します。こうする事で壁の中にこもる熱を排出する作用があるので安全性が高くなります。
断熱二重煙突を壁や床を通過する際は可燃物から最低5センチ以上の距離を離して施工するという決まりが欧米にはあります。
詳しくはこちらのブログ記事、めがね石は絶対に必要か?をご覧ください。
壁や床を貫通する際はこの壁床貫通キットを利用することで可燃物から5センチの距離をとることが可能です。
素材はステンレス鋼板2㎜厚で300度の耐熱塗装品です。
外寸327ミリ×327ミリで直径175ミリの煙突が余裕を持って通る穴(約185ミリ)が開いております。
円筒部は噛み合わせになっておりパカっと開いて壁の外部と室内、もしくは一階天井と二階の床の部分に挟み込みます。
こちらの部分が直径225ミリの三重煙突の役割を果たします。
さらに三重煙突部分は空気層シールドとなり眼鏡石の代わりになります。
施工方法としましては壁の中に内法寸法27.5センチのケイカル板を張り付けた木枠を入れると安全性が高まります。
二重煙突の外側から5センチの距離を確保することが可能です。
そのままの状態で壁厚12センチから24センチ程度まで対応が可能です。
それ以下の壁厚に対しての利用時はグラインダー等で切って使用します。
それ以上の壁厚に対してはトタン板等で足りない円筒部を継ぎ足すような形で加工して利用する事は可能かと思われます。
こちらの商品を使用して断熱二重煙突が壁や床を貫通する際はアジャスター管(スライド煙突)は危険なために使用の際は以下の事を守ってください。
アジャスター管(スライド煙突)伸ばして使用すると断熱材の充填されていない二重煙突部分が出来てしまいます。
その断熱材の充填されていない空気断熱の煙突が壁を貫通すると火災のリスクが高くなり危険です。
貫通キット部分で伸ばして使用するのであれば切り売りのセラミックファイバーブランケットを購入して詰めて利用してください。
詳しくは二重煙突のアジャスター管(スライド煙突)を参照してください。