煙突から煙が出ていますが大丈夫ですか?

通常、燃焼スタート時には水蒸気を含んだ白い煙が上がります。
これは薪ストーブの炉内の温度上昇に伴い解消されます。
しかし一重煙突の場合は煙が外気に冷やされて白い煙が出続けることがあります。
また薪ストーブをくすぶった状態で燃焼を続けると、炉内の温度が上がらずに白い煙が上がり続けることもあります。
この状態は二次燃焼の機能が働いていないので燃費も悪く、あまり良くない燃焼です。
 
また、黒い煙はさらに悪い状態です。
これはよく燃えている薪ストーブ内で空気が足りない時に起こります。
薪ストーブはそれ自体だけでは十分な燃焼には至りません。
よく煙突が薪ストーブのエンジンだといわれるのは、煙突がドラフトを生み出し、その吸い上げる力を利用して薪ストーブ内部に十分な空気を送り込むからです。
 
以下の状態のときに黒い煙が出ると思われます。
 
・煙突が短くドラフトが十分でない状態
・ダンパー等でドラフトが異常に妨げられている
・空気が絞られすぎて十分な酸素が薪ストーブに供給されていない
・煙突の横引きが長すぎる、曲がりが多すぎる等で十分なドラフトが発生しない
・低気圧でさらに風が強く煙突からの煙の排出が妨げられている

薪ストーブは自然ドラフトの為に条件を整えないと良い燃焼につながりません。
ペレットストーブは排気ファンがついているので煙突は短くても問題がありません。
気軽に使いたい方はペレットストーブを検討されても良いかと思います。