11月から消費税が別途必要になります。今シーズン薪ストーブを入れられる方はそれまでの購入がお勧めです。

ホンマ製作所とノザキ産業の煙突との接続

煙突といえばホンマ製作所が有名です。

また格安の断熱二重煙突といえばノザキ産業も煙突をDIYで設置される方には有名です。

山のえんとつ屋のえんとつとホンマ製作所とノザキ産業の煙突との互換性や違いを検証してみました。

左 山のえんとつ屋の断熱二重煙突 直管0.5m 10000円 有効長さ457㎜

真ん中 ホンマ製作所の空気層の二重煙突(写真は無塗装品) 商品名 二重 ステンレス 半直筒 17100円 有効長さ353㎜

右 ノザキ産業の断熱二重煙突 二重断熱直管355 8000円 有効長さ355㎜

 

山のえんとつ屋はTIG溶接で断熱材入り、一重部分はステンレスの中でも酸性に強いSUS316の0.5㎜厚で二重部分はSUS304の0.5㎜厚です。

また一重部分の煙突の接続はメス口が上に来る逆挿し式になります。(タールの漏れ出しがありません)

この断熱材入りの二重煙突は欧米では可燃物から最低5センチの距離を離すように指示されています。(ヨーロッパ認証取得製品)

 

ホンマ製作所はハゼ折り煙突で断熱材の入っていない空気層の断熱で、一重二重共に比較的安価なステンレスSUS340の0.4㎜厚です。

また一重部分の煙突の接続はオス管が上に来る正挿し式になります。(タールの漏れ出しの可能性があります。)

この空気層による断熱は欧米では可燃物まで最低15センチの距離を離すように指示されています。

 

ノザキ産業は断熱材入りのハゼ折り煙突です。ほかの部分はホンマ製作所と同じです。

ただし断熱材入りなので可燃物から最低5センチの距離でも可能かもしれませんが、ハゼ折り煙突なのでそのあたりは不明です。

またハゼ折り煙突ではヨーロッパ認証が通らないかと思われます。

 下がノザキ産業で上がホンマ製作所のハゼ折り煙突です。

どちらも同じハゼ折り煙突なので一重煙突の部分が正挿し式で互換性があります。

 

上記のハゼ折り煙突と山のえんとつ屋の溶接管の断熱二重煙突の互換性があるかどうかの問い合わせがあります。

答えとしては互換性はありません。

二重管の部分は同じ逆挿し式でオス口上に来る雨が内部に入らない方式なので何とか接続は可能です。

しかし一重部分がそれぞれ逆挿し式と正挿し式になるので接続が出来ません。

絶対に無理かと聞かれましたらファイブブレードクリンパーというペンチのような工具を使えば可能と言えば可能です。

しかし非常に不格好になりますし差し込みの長さが大きく違うので無理だと理解しておいて下さい。

こちらの工具はレンタルも販売もしておりますので必要でしたらご利用ください。

 

また一重煙突に関しましてはハゼ折り煙突と山のえんとつ屋の二重煙突の接続はそのままでは無理ですが2通りの接続方法があります。

山のえんとつ屋で販売しております152ミリ-152ミリのアダプターを購入する。

もしくは上記のファイブブレードクリンパーを使いましてどちらかの煙突に波を入れて絞る加工をすれば接続が可能です。

 

貫通キットに関してはハゼ折り煙突でも山のえんとつ屋の断熱二重煙突でも利用は可能です。

ただしサポート土台に関してはハゼ折りえんとつと接続が出来ません。

わからないことがありましたらお気軽にお問合せ欄から質問をしてください。

LINEでの質問もそちらから可能です。

 

 ノザキ産業のシングル十字曲

蓋がビス等で固定が出来ないので、万が一外れてしまわないかが心配になる作りでした。

ステンレスSUS430 0.4mmなので厚みも薄くペラペラで簡単に楕円形にへしゃげてしまいます。

価格は税込み6000円でした。

山のえんとつ屋のシングル管はSUS304の0.7㎜厚なので比べるとかなりしっかりとしております。

こちらは山のえんとつ屋で販売中の一重煙突 T管キャップ付き 税込み6000円