抜粋

      • 一般的な海外煙突と同様、内側は逆挿し、外側は正挿しになっており接続クランプで固定します
      • 海外ではストーブから直ぐに二重煙突を繋ぎます ストーブに近い所の高温箇所に断熱二重煙突を使う事により、煙突の耐久性が増します。ストーブから直ぐをシングルで繋ぐと耐久性はありませんが煙突からも暖が取れます 暖を取るか、耐久性を取るかの選択です
      • イエルカ(150mm ※ストーブ煙突口にはまず弊社ダンパーを接続してください)、モキ製作所(150φ)、ヨツール(150mm)、リージェンシー(152mm)、ネスターマーティン(150mm)、ボラヤン(150mm)、バーモントキャスティングス(6インチ)、ダッチウエスト(152mm)
      • 煙突クリアランス規定数値

        • シングル煙突と可燃壁(物)とのクリアランス:460mm以上
        • DVL室内中空二重煙突と可燃壁(物)とのクリアランス:300mm以上
        • DuraTech断熱二重煙突と可燃壁(物)とのクリアランス:125mm以上
      • 外壁と断熱煙突とのクリアランスは、100mm以上空けて下さい。
      • 炉台(不燃壁)と可燃壁との間に25mm以上の通気層を設けて下さい。
      • 屋根出し施工
      • 煙突をストーブから真っ直ぐ伸ばし

       

      • 屋根を貫通する方法
          煙突の部材が少なく済むため、購入・施工のコストが抑えられます。また燃焼煙が真上に抜けるため排気効率が良く、ドラフトが起きやすい設計です。一方、真下にストーブがあるため煙突の掃除が困難になること、屋根を貫通させるため防水コーキングの経年劣化により雨漏りの可能性があるなどのデメリットがあります。
         煙突の経路は曲がりが少なく、最短経路で軒上まで向かうことが理想のため、薪ストーブ使用の面においては理にかなった施工方法です。
      • 壁出し施工
        ストーブから天井近くまで煙突を伸ばし
        壁を抜いて屋根まで上げる方法
         曲がりに掃除口を設けることができるので煙突掃除が簡単になります。壁は屋根よりも紫外線や雨がかかりにくいので、防水コーキングの劣化が遅く、劣化した際の雨漏りも微小です。ただし煙突部材が多くなることや、真横に向く煙突が長すぎるとドラフト(上昇気流)を止めてしまい、ススがたまるなどのデメリットがあります。
         施工の際、煙突の先端は軒より高い位置に設置する必要があります。低いと火災の原因となります。

       

       ペレットストーブは電動ファンにより燃焼排気を行いますので、室内で煙突を伸ばして壁から外へ抜ける方法や、ストーブから煙突を真横に伸ばし壁をぬけて外で立ち上げる方法とどちらを選んでも大きな差はありません。ただし、強制排気により火の粉が飛ぶため、ストーブの排気口から概ね2mは煙突を立ち上げる必要があります。
       煙突の先は軒より下でも構いませんが、先端を斜め下に向けて軒に排気が当たらない様にするなどの処理が必要です。風が強い場所では排気が風に押されて逆流し、ストーブの火が消えることがあります。その場合は防風傘付の先端を取り付けて下さい。
       ペレットストーブは強制排気のため、煙突の先端形状や向きによっては壁が汚れることがあります。●●●●●

       

      薪の燃焼排気ガスは260℃前後ですが煙突火災の燃焼温度は1180℃にも達します。
      木材の発火温度は400~470℃。煙突火災は容易に建物火災につながる恐れ があります。また、排気ガスに含まれるクレオソートは149℃以下で液状化してタールとなりますが、外気温の影響を受けやすいシングル煙突ではたちまちタールが付着することになります。

      ホンマ製作所のインアダプターという商品で、二重煙突とシングル煙突を接続するための部品です。このインアダプターの内径は150mmでシングル煙突との接続は逆挿しになる