こちらの商品は二重煙突が壁や床等を貫通する際に使用します。
断熱二重煙突を壁や床を通過する際は可燃物から最低5センチ以上の距離を離して施工するという決まりが欧米にはあります。
詳しくはこちらのブログ記事、めがね石は絶対に必要か?をご覧ください。
壁や床を貫通する際はこの壁床貫通キットを利用することで可燃物から5センチの距離をとることが可能です。
素材はガルバリウム鋼板2㎜厚です。
直径130ミリの煙突が余裕を持って通る穴(約140ミリ)が開いております。
円筒部は噛み合わせになっておりパカっと開いて壁の外部と室内、もしくは一階天井と二階の床の部分に挟み込みます。
そのままの状態では14.5センチから28センチの厚みまで対応が可能です。
それ以下の厚みに対しての利用時はグラインダー等で切って使用します。
それ以上の厚みに対してはトタン板等で足りない円筒部のを継ぎ足すような形で加工して利用する事は可能かと思われます。
円筒部の外側にある鉄板片の外側に下地を組むと煙突から5センチの距離が確保できます。
こちらの商品を使用して断熱二重煙突が壁や床を貫通する際はアジャスター管(スライド煙突)は危険なために使用禁止です。
アジャスター管(スライド煙突)は延ばすと断熱材の充填されていない二重煙突部分が出来てしまいます。
その断熱材の充填されていない空気断熱の煙突が壁を貫通すると火災のリスクが非常に高く危険です。
詳しくは二重煙突のアジャスター管(スライド煙突)を参照してください。